浩一くんと由美ちゃんの居酒屋デート編

こんばんは。

「昭和な落書きブログ」のみく。さんの、

小説「バビル2世」のお話しの続き

浩一くんと由美ちゃんのその後について、みく。さんの許可を得てご紹介させていただいていますが、

今回、居酒屋デート編です♡

 

浩一くんは大学2年生。大学の寮暮らしです。

由美ちゃんは短大卒業後すぐに北海道へ。

ワタリ牧場に下宿しています。

週末には浩一くんも、由美ちゃんに会いにワタリ牧場にやってきます。

この日、牧場での仕事を一通り終えた2人は市街地にデートに出かけます。

夜は2人で初の居酒屋へ。

 

実は2人でお酒を飲むのは初めて。会話も弾みます。

浩一くんはお酒には強いようです。

一方、由美ちゃんの方はだんだんと顔が赤くなってきて、目もうつろ状態に。

突然に、お酒を持ったままいきなり笑い出す有り様。

浩一くんは内心大丈夫かな?と不安に…。

すると由美ちゃんがいきなり浩一くんに抱きついてきます。

「こら。由美ちゃん。」

由美ちゃんは、浩一くんにしがみついて離れません。浩一くんが由美ちゃんを離そうとすると、

えんえん泣き出す有り様。

浩一くんは、仕方なくそのまま飲み続ける事に。

 

しばらくすると、浩一くんはトイレで席を立ちます。

「浩一くん!行かないで!由美子を置いていかないで!!」(大泣)

「いやっ。トイレに行くだけだから💧」(汗)

由美ちゃんは泣き叫んで、浩一くんの腕を掴んで離さない。

 

浩一くんは苦肉の策に出ます。

由美ちゃんに濃厚なキスをして、由美ちゃんがクラクラしている隙にトイレへ😂

 

「ただいま。由美ちゃん。」

トイレから戻った浩一くん。

「………」

浩一くんの顔をジーっと見つめている由美ちゃん。

 

「浩一くんが帰ってきたー!!!」

「パパー!ママー!浩一くんが帰ってきたー!!!」

大騒ぎする由美ちゃん(笑笑)

浩一くんは恥ずかしくなり、由美ちゃんを落ち着かせようと必死。

お客さん達は大爆笑🤣

由美ちゃんはそのまま酔い潰れてしまい

浩一くんは由美ちゃんをおぶってお店を出て、

タクシーでワタリ牧場まで帰宅。

浩一くんもこの日はワタリ牧場でお泊まり。

翌日の朝、昨夜の事は全く覚えていない由美ちゃん。

ため息つく浩一くん🤣

由美ちゃんがお酒を飲むと、こんな大変な事になるとは思っていなかった浩一くん🤣

この件依頼、あまり由美ちゃんにお酒は飲ませられないと思う浩一くんでした。

小説「バビル2世」のお話しの続き「山荘編」について

こんにちは。

引き続き「昭和な落書きブログ」のみく。さんの

小説「バビル2世」についてです。

今まで、みく。さんの許可を得て、小説のお話しの続き、浩一くんと由美ちゃんのその後についてお伝えしてきました。

その中で、「エピソード2 山荘編」をご紹介させていただきましたが、今回、みく。さんから山荘編のイメージ画が、届きましたのでご紹介させていただきます⭐︎

 

 

亡霊に体を乗っ取られた由美ちゃんに、超能力で攻撃されているシーン。

由美ちゃんを傷つける訳にはいかず、封印した超能力を使って、防衛だけしながら、現状打破を考えている浩一くんです。

どうしたら由美ちゃんを…

苦悩の表情が凄く表現されていてステキです😆❤️

浩一くんカッコいい🤣❤️

 

 

亡霊に体を乗っ取られた由美ちゃんです。

怖いー!!💦😱(笑)

超能力を使い、凄い形相で、浩一くんを攻撃してきます。

ロッキー山脈の時は、催眠術にかかっても浩一くんを攻撃しなかった由美ちゃんですが、さすがに亡霊には

敵わないみたいです(笑笑)

この由美ちゃん、とても美人です❤️

 

 

これはもちろんラストシーン❤️

こちらは私のリクエスト画です😆❤️

浩一くんの、由美ちゃんが愛おしくてたまらないって感じがとても良く出ていてたまりません🤤❤️

由美ちゃんをぎゅーっと強く抱きしめてる感じが凄く伝わってきます😍

由美ちゃんも可愛い❤️

背景もとてもステキ。愛の力で危機を乗り越えた感じが凄く伝わってきます❤️

 

 

こちらも同じラストシーン❤️

「本当はすごく怖かった」と大泣きする由美ちゃん。

「もう大丈夫だから」と、優しい笑顔で慰める浩一くん。

あ〜💦💦もう最高です🤤❤️

みく。さん♡

素敵なイラストありがとうございました!!

 

(注)

イラストの無断転載、盗用、パクりなど、固くお断りします。

小説「バビル2世」のお話しの続き エピソード3

こんにちは。

今回も引き続き「昭和な落書きブログ」のみく。さんの

小説「バビル2世」の続きのお話しです。浩一くんと由美ちゃんのその後について。

みくさんの許可を得て、みくさんの言葉をお借りしながら、ご紹介していきます。

 

「無断転載、盗用、パクりなど、固くお断りします」

 

 

浩一くんと由美ちゃんは、一体どのようにして、お互いの中の気持ちに気付いていったのか…

 

(北海道)

北海道で再会を果たした後、1年後の夏休みに再び由美ちゃんが北海道へやってきます。

 

ある日、浩一くんは馬で由美ちゃんと共に、湖にやってきました。由美ちゃんは馬から降りると

湖ではしゃぎ足を取られて倒れ込み、ズブ濡れになってしまいました。

そのため、2人は慌てて牧場まで引き返す事に・・・。

 

浩一くんはズブ濡れで服の中が透けて見えてしまう由美ちゃんにドキドキしながら

上着を脱いで由美ちゃんに着せます。浩一くんは上半身裸。

今度は、由美ちゃんもドキドキが止まりません。

牧場に帰ってきてもドギマギしてしまう2人。

そんな様子を見て、由美ちゃんの事をからかうユキちゃん・・・。

 

ユキちゃんに言われた事で、由美ちゃんもさらに混乱してしまいます。

浩一くんの顔を見ると思わずサッと逃げてしまい・・・。

??な浩一くん。

 

「おはよう由美ちゃん」

「…!!」

翌日もまともに浩一くんの顔が見れない由美ちゃん。

再び逃げようとするから、由美ちゃんの腕を掴む浩一くん😂

 

「由美ちゃん!」

「なんか怒ってるのかい?」

「怒ってないわ」

「だったら、どうして逃げるんだよ」

「逃げてない」

そして、じっと見つめられて我慢できずに…

「ごめんなさい!」

逃げる由美ちゃん。🤣

「なんなんだよ。一体」

困惑する浩一くん。

 

さすがにユキちゃんも気がついて、浩一くんに由美ちゃんをからかった事を話します。

「ユキちゃん、君の事をからかって悪かったってさ。機嫌直してくれよ。由美ちゃん。」

ようやく由美ちゃんも冷静になって…。

「こっちこそごめんなさい」

 

ユキちゃんも由美ちゃんに謝ります。

 

 ようやく由美ちゃんは、表面的には普通に戻ります。

 

そして、由美ちゃんが東京に帰る日。

帰りの飛行機の中で急に泣けてきてしまい・・・。

「あれ?」ってなる由美ちゃん。

 

一方、浩一くんも心にポッカリ穴が空いたような・・・。

「去年は会えてホッとしただけだったのに…何だろう?この気持ちは?」

戸惑う浩一くん。

 

(東京と北海道)

2人は手紙のやりとりをしていますが、今回はお互い何を書いていいかわからず悩みます。

書いてはグチャグチャにして捨てる。浩一くんと由美ちゃんは、2人共同じ事をしています。

手紙が出せない、来ない、で、悶々としたまま日にちだけが過ぎていきます。

 

何でこーなっちゃうのか?

 

2人共勉強にも身が入らなくてかなりマズイ状態。失敗も多くなり…。

さすがにママや、ワタリ牧場の太郎おじいさんも、様子が変な事に気づきます。

 「由美子、どうしたの?最近勉強にも身が入ってないみたいだし」

一方、浩一くんも、馬の世話でポカが多くて、おじいさんに言われてしまいます。

さすがに、浩一くんも由美ちゃんも、お互いの事が気になって他の事に身が入っていない事に気づきます。

 

どうして?

 

由美ちゃんは、浩一くんの事を考えるだけで胸が締め付けられそうになります。

浩一くんも由美ちゃんに会いたくてたまらない。まだ、会ってから1ヶ月も経ってないのに。

 

中々手紙も書けないので、二人共思い切って長距離電話をしようと思い立ちます。

ところがずっと話中で、電話は繋がりません。実は、2人が同時にかけている為、ずっと話し中状態になっていました。

やっと浩一くんの方からの電話が繋がって、鳴った瞬間に、由美ちゃんがすぐ出ます。

 

「ずっと話中だった?」

「そっちこそ話中だったろ?」

「さっきから、ずっとかけてたけど繋がらなかったのよ」

「!?」

「こっちもだよ」

「え?じゃあ私達ずっと同時にかけてたってこと?」

「そうなるね。」

「まあ!」

2人して笑い出す。かなり和みます。

「用件なんだった?」

「そっちこそ」

「いや。特にないんだけど、手紙中々書けなかったから…」

「私もなの。ごめんなさい。」

浩一くんが笑います。

「2人して同じ行動ばかりしてるみたいだな。」

「ホントにそうね。」

「ごめん。今度、ちゃんと手紙書くよ。」

「じゃ、届いたら返事するわ」

「うん。じゃあ、遠距離だから、お休み。」

「お休みなさい」

電話を切ります。

2人共すごくホッとしつつ、ルンルン気分です。

我に返って、何だこれは?、となる2人。

 

頬杖をついて物思いにふける由美ちゃん。

由美ちゃんは我慢できずに手紙を書こうとしますが、ハッとして

浩一くんから手紙が来てから返事するんだったと思い出します。

 

ベッドでゴロ寝をして考え込んでいる浩一くん。

浩一くんは、何でこんなにドキドキするのか?

夏休みに会った時の事も含めて思い返しています。

 

実は、電話で話した後、浩一くんはまた肝心の手紙を書く事ができていません。

手紙を書くより、由美ちゃんに会いたいとふと、思ってしまいます。

「あれ?なんだこれ。」

ベッドから起き上がる浩一くん。

由美ちゃんが帰る時も寂しい気持ちがあったな、と思い出します。

去年よりも、別れたくない気持ちが・・・、離れたくない気持ちが強かったことも。

 

「由美ちゃんと離れたくない?何だこれ?」

ハッとした浩一くん。

「この気持ちって・・・」

彼は、自分自身の由美ちゃんに対する気持ちに気づきました。

 

その一方、由美ちゃんは・・・

「何よぉ、浩一くん、手紙を書くって言ってたのに、ちっとも来ない!!」

毎日ポストを確認してはガッカリ、を繰り返している由美ちゃん。

 

浩一くんの方も相変わらず、手紙に何を書けば良いかを悩んでいます。

自分の気持ちに気がついてしまい、余計に書きにくくなってしまった。

手紙でいきなりその想いを書くわけにもいきません。

肝心の由美ちゃん自身の気持ちもわからない状態なので、書く事に躊躇してしまいます。

苦肉の策で、

「ネタ思いつかなかった。ごめん。」とハガキを出す事にします。

 

それを受け取った由美ちゃんは。

ようやく浩一くんからの手紙が届いた、と思ったら、それがハガキだった事と、実際に中を読んで・・・。

 

「はああぁーっ?! 何よこれ!」

と怒ってしまいます🤣

 

由美ちゃんは、怒りの手紙を書く気持ちになってしまいます。

ただし、中身はやんわりと。

 

「手紙、楽しみにしてたのにハガキで残念でした。(嫌味で丁寧語)

そんなに忙しいのかしら?(嫌み)

さて、こちらでの近況です。」

 

という具合に、日常について7枚〜8枚くらい、便箋にビッシリ書いて送ります。(嫌み)

 

その手紙が届き、由美ちゃん怒ってるなーってわかって焦る浩一くん🤣

 さすがに浩一くんも、次は普通に手紙を書いてすぐに送ります。

そして、自分の気持ちについては、来年、由美ちゃんに会った時にキチンと話そうと決意します。

 

そんなこんなで、手紙のやりとりだけは、一応通常通りに戻ります・・・。

 

(エピソード)

実はこの手紙の一件を由美ちゃんは、親友の君子ちゃんにグチります。

君子ちゃんも由美ちゃんの行動に笑うけれど、浩一くんとの手紙のやり取りが1ヶ月に何度もと知って驚き、

「ホントに仲が良いのね」と言われてしまいます。さらに、

「恋人でもない限り、そんなに手紙のやり取りなんてしないんじゃないの?」とまで。

そんな事まで言われてしまい、由美ちゃんはドキッとしてしまいます。

自分達は当たり前みたいにやり取りしていたけれど、それって普通じゃないのかな?なんて事も思います。

 

でも、浩一くんから手紙が来ると嬉しいし、書くのも楽しいし。それに、ハガキが来れば腹が立つし🤣

由美ちゃんはちょっと考えます。

 

それから、ママに話してみます。

「浩一くんとの手紙のやり取り、多いと思う?」

ママは笑って、

「それだけ話したい事があるんでしょ。貴方達は。」

と言われてしまいます。

 

「話したいから手紙のやり取り!」・・・由美ちゃんはハッとします。

そう、浩一くんと話したいから、だと思う。

ハガキ来て腹がたったのも、それは浩一くんと話せなかったみたいで、しかもはぐらかされたみたいで、それで腹がたったんだ、と思う。

由美ちゃんは、浩一くんだからこそ、話す事が一杯でやり取りも多いんだと思いました。

「浩一くんだから?」

ここで、由美ちゃんもあれ?って思います。

 

どうしてかなーって。

 

2年も離れ離れだったから?

急にいなくなって寂しかったから?

やっと会えたのに、お互い前みたいに一緒に暮らせないから?

何か違うような気がする・・・。

 

その時、由美ちゃんは今年の夏に会った時の事を思い出します。

浩一くんにドキドキして、顔を合わせられなかった事・・・。

そして、飛行機に乗った後で急に泣けてきた事・・・。

 

「あれ?私…」

「浩一くんの事が好き?」

由美ちゃんもようやく、自分の気持ちに気づきました。

 

君子ちゃんに手紙の件で恋人って言われた事を思い出し、真っ赤になる由美ちゃん(今更ですが)。

両手で顔をおおい、どうしよう、とかなり動揺して焦ります。

しかも、浩一くんに散々嫌みを書いた手紙を送った事をも思い出し、物凄く後悔する由美ちゃんですが、後の祭り🤣

とにかく気持ちを落ち着けます。

さすがにあれを読んだ浩一くんからは、速攻で返信の手紙が返って来たので、逆にホッとする由美ちゃん。

次の手紙では嫌味を謝りつつ、普通に書いて送ります。

 

由美ちゃんも、自分のこの気持ちをどうしたらいいのか、を考えます。

そして、来年の夏休み、浩一くんに会った時に(ちゃんと言えるかどうかはわからないけれど)、キチンと伝えようと。

 

そして翌年の夏休み。

2人は告白の時を迎えるのでした❤️

 

 

ストーリー :    みく。

文章の下書き:    碧いうさぎ

校正とチェック: みく。

 

 

小説「バビル2世」のお話しの続き4

こんにちは。

今回も前回に引き続き

「昭和な落書きブログ」のみくさんの

小説「バビル2世」の続き

浩一くんと由美ちゃんのその後について

みくさんに許可を得ましたのでご紹介していきます。

 

浩一くん大学5年生の春。

兼ねてより交際中だった浩一くんの親友、園宮くんと

由美ちゃんの親友で、司令官の娘君子ちゃんが

結婚する事になりました。

2人も招待を受けて東京で結婚式に参加します。

親友の結婚式を祝福しながら浩一くんは

由美ちゃんとの結婚が決り報告した際に、園宮くんと

お酒を交わしながら会話した時の事を思い出していました。

 

回想シーン

古見。今だから白状するけど、実は僕も由美子さんの事が好きだったんだ」

「えっ…?」

「でも全然ダメだったよ(笑)由美子さん、古見の事しか頭にないって感じで諦めた」

「園宮…」

「気にしないでくれよ(笑)少しの間の事だったし。

今は君子と知り合えて幸せなんだから」

 

(この事は結婚後、浩一くんから聞いて由美ちゃんは知る事となりますが、本人は全く気づいてなかったと話しています。)

 

君子ちゃんはずっと園宮くんが好きでした。

その事を知った由美ちゃんが、園宮くんに君子ちゃんを紹介したのです。

 

ちなみに園宮くんの職業は教師です。

今は母校の星光中学校の先生をしています。

担当は数学。サッカー部の顧問。

君子ちゃんは幼稚園の先生です。

 

浩一くん大学6年生の夏休み。

8月に東京から園宮くん夫婦が

浩一くんと由美ちゃんに会いに北海道にやってきます。料理上手な由美ちゃんは、たくさんのご馳走で

親友達をもてなします。お酒を交わしながら昔話に盛り上がる4人。

 

「そういえば、君子。赤ちゃんは元気?」

「ええ。元気にしてるわ。

今回は実家に預けてきたの」

君子ちゃんが赤ちゃんの写真を見せます。

「わぁ。可愛い!」

微笑む君子ちゃん。

「今度、東京に行った時に会わせてね!」

 

楽しい時間はあっという間に過ぎ

園宮くんと君子ちゃんは、2人に別れを告げると

宿泊先のホテルへと帰って行きました。

 

月日は流れ

浩一くんもとうとう来年卒業。

卒業に向けて段々と慌ただしくなってきました。

その年の年末、浩一くんと由美ちゃんは東京の実家

古見医院に帰省します。

浩一くんと由美ちゃんは、園宮宅へ訪問します。

 

インターホンを鳴らすと園宮くんが出てきて

「いらっしゃい!」

笑顔で園宮くんが迎えてくれました。

その後ろには赤ちゃんを抱いた君子ちゃんが。

 

リビングでは

浩一くんと園宮くんが、楽しそうに会話をしています。

由美ちゃんは、君子ちゃんからそっと

赤ちゃんを受け取ると、恐る恐る抱き抱えます。

赤ちゃんはスヤスヤ眠っています。

その天使のような可愛い寝顔に、由美ちゃんは

(心の声)やっぱり子供っていいな…

その様子を、浩一くんはそっと見つめていました。

 

その後お正月を実家で過ごし、北海道の自宅へ帰ってきた2人は「疲れたね」と言いながら、リビングのソファーでくつろいでいます。

「赤ちゃん可愛かったわね。園宮くんそっくり」

「うん。」笑う2人。

「由美ちゃん」

「なあに?」

「子供欲しい?」

「えっ?何?急に」

赤くなる由美ちゃん。

「提案があるんだけど…」

「?」

「大学3月には卒業だし、そろそろどうかと。」

さらに真っ赤になる。

 

頷く由美ちゃん。

 

 

ほどなく由美ちゃんは新しい生命を宿しました。

小説「バビル2世」のお話しの続き エピソード2

こんにちは。

今回も「昭和な落書きブログ」のみくさんの

小説「バビル2世」の続きのお話し。

浩一くんと由美ちゃんのその後です。

前回のエピソード1 は温泉旅行編でした。

今回はエピソード2 で山荘編です。

今回はシリアスなエピソードです。

みくさんの発案を

みくさんの許可を得てここに紹介させて頂きます。

 

浩一くんと由美ちゃんは、結婚前に

登山列車に乗ってスイスのアルプスに

やってきました。

山登り初心者の由美ちゃん。

浩一くんにエスコートされながら山を歩きます。

そして、2人はとある山荘にやってきます。

この山荘には変な亡霊話があるといいます。

亡霊を見たという目撃者も多数。

その矢先に由美ちゃんが行方不明に。

浩一くんは真っ青になって、必死で由美ちゃんを探し回ります。

しかし一向に由美ちゃんの行方も

手がかりさえもありません。

焦り出す浩一くん。

最悪な事が頭によぎります。

頭を抱えながら

「由美ちゃん…どうか無事でいてくれ…」

 

由美ちゃんの安否がわからないまま2日が経ちました。

すると、ひょっこりと

由美ちゃんが山荘に帰って来ます。

「由美ちゃん!!」

「……」

「……由美ちゃん……?」

「由美ちゃんの目が変だ」

「ごめん。由美ちゃん。」

浩一くんは封印していた超能力を使って

由美ちゃんの心を読もうとします。

しかし、読むことができません。

「心の中がドロっとしている。由美ちゃんの心の中じゃない。体は由美ちゃんだけど中に他のものがいる!!」

 

浩一くんは葛藤します。

相手は何者かがわかりません。

「一体どうすればいいんだ」

 

すると由美ちゃんは山荘を出て歩きだしました。

浩一くんは、後をつけていきます。

由美ちゃんは山の森の奥まで歩いていきます。

そこには洞窟が…

すると由美ちゃんが後ろを振り返ります。

由美ちゃんは凄い形相で浩一くんを睨みつけてきます。その瞬間浩一くんは、

テレキネシスで飛ばされたり、叩きつけられたり

体がぐーっと締め付けられて窒息しそうになります。

落雷も落とされます。

浩一くんは由美ちゃんの体を傷つける事ができず

反撃をする事ができません。

「お前は誰だ!」

浩一くんが言いますが、問答無用で反撃されます。

浩一くんが超能力を使って避けるので、敵も興味がで始めたのか、ようやく会話になります。

 

「お前は何者なんだ!何故その子の体に入り込んだ?」

「ほぉ、心の声が使える者か。」

「この女は同じように力がある。絶好の器だ。」

「何?」

「ここから出る気はない。私は復讐する。邪魔をするなら容赦なくお前を倒す」

そして再び激しい攻撃が始まります。

 

浩一くんは防衛だけしながら、現状打破を考えます。

「由美ちゃんの意識はどうなっているんだ?」

「そうだ。由美ちゃんの意識を表に引っ張り出せば あるいは…!」

浩一くんは、強力なテレパシーを使って由美ちゃんに呼びかけます。

敵の意識をすっ飛ばし、もっと意識の底に閉じ込められている由美ちゃんの意識に…

 

「由美ちゃん、僕の声が聞こえるかい?

どこにいる?由美ちゃんっ!!」(テレパシーの声)

浩一くんは、意識のありったけを込めて、由美ちゃんを探します。

 

意識を眠らされていた由美ちゃんに

浩一くんの意識や想いが由美ちゃんにダダ漏れ

伝わってきます。

浩一くんの呼びかけにようやく目覚め、

「浩一くん!」

 

浩一くんは由美ちゃんの思念の中に飛び込みます。

小さくなって眠っているかのような由美ちゃんの心を

浩一くんがありったけの想いで起こします。

 

(由美ちゃんの意識の中)

「由美ちゃん!」「浩一くん?」

「こんな所で眠っってちゃいけない。早くここから出るんだ」

「ダメよ。出られないの。」

「僕がついてる。一緒に飛び出すんだ。さあ!」

(浩一くんが手を差し伸べて由美ちゃんがその手を握る)

浩一くんは由美ちゃんを抱き寄せて抱き抱えるようにそこから上にジャンプするように飛び出す。

その瞬間、由美ちゃんの中に亡霊の卑しき記憶が流れてきた。

同時に由美ちゃんの意識は、由美ちゃん自身に戻り

敵の想念が外に追いやられます。

 

浩一くん自身も消耗しつつも、スクッと立ち上がり

由美ちゃんの方へ走り寄ります。

「浩一くん!」「由美ちゃん!」

 

敵と最後の決戦という所ですが肉体のない、亡霊の力は半減以下になり、もはや浩一くんの敵ではありません。

すると由美ちゃんが「待って!」

浩一くんを止めます。由美ちゃんが話し出します。

 

「貴方は過去に、超能力のせいで迫害されて死んだ。しかも恋人に裏切られて。」

「それで、貴方自身の想念がとどまったのね。」

「貴方も浩一くんと同じように、バビル1世の血をひいているのよ」

敵も浩一くんも驚きます。

「貴方の意識下に、バベルの塔から呼び掛けられている記憶があった」

実際にそこに行っているけど、主に相応しくないと

返されている。

由美ちゃんは読み取ったけれど、亡霊本人自身は消されていて覚えていない記憶。潜在意識下の記憶…

亡霊自身も、その事を思い出して動揺しています。

 

「浩一くんも、バビル2世として敵と闘った。その使命を終えて戻ってきてくれたの。たとえ超能力があろうと、なかろうと、浩一くんは浩一くんだもの。」

「もう超能力は使わないと言ってたのに、私を救うために封印を解いて、超能力を駆使して、命懸けで私を助けてくれた」

「力は貴方と同じなのよ。浩一くんも。

だけど、だけど…」泣き出す由美ちゃん。

浩一くんが側によって肩を抱く。

亡霊は、2人がお互いを大切に想っていて、恋人以上の

深い絆がある事に気づきました。

「2人を引き裂く所だった。人にない能力を持っていても、ちゃんとわかってくれる人が、近くにいるっていうのは心強い事だ。私の愛した人も、そうであってくれたなら…」

 

すると亡霊の姿が薄くなっているのに気づく2人。

「姿が…」

「もう終わりにしよう。お前達に会えて良かった。

幸せにな」

亡霊は成仏します。

 

空を見上げてお互い見つめ合い、ホッとした表情で

2人は抱き合います。

「良かった」「浩一くん」「由美ちゃん」

すると突然、由美ちゃんが泣き出します。

 

「浩一くん。ありがとう。」

「何?」

「浩一くんのおかげで戻って来れたの。」

「うん。」

「眠っていたのよ、私。」

「そうしたら浩一くんの声が聞こえた。」

「それで、出て来られたの。浩一くんの想いや気持ち、全部見えた。それが力になったの。」

「由美ちゃん…」

ボロボロ泣く由美ちゃん。

 

「私のせいで超能力を使わせてしまって…ごめんなさい。」

「自分(浩一くん自身)を守る為と、テレパシーしか使ってないから。」

「それよりも由美ちゃん自身が、彼女の気持ちを救った。」

「浩一くんと外に出る時に、彼女の意識や想い、過去が私の中に流れてきたの。それで知ったの。」

「でも…本当はすごく怖かった…どうしてわたしが?」

由美ちゃんは、わんわん泣き出します。

「運悪く遭遇して、巻き込まれただけだから」

「もう大丈夫だから」

浩一くんが慰めます。

 

由美ちゃんを抱きしめながら

(心の声)ひょっとしたら由美ちゃん自身も

1世の血が流れているのかもしれない。

 

由美ちゃんを抱きしめながら、空を眺める浩一くん。

(心の声)あの亡霊の本当の名前も聞いてなかったな

 

浩一くんが再びギュッと由美ちゃんを抱きしめます。

由美ちゃん顔を赤くして

「ど、どうしたの?」

「いや、何でもない。」

「戻ろう。歩けるかい?」

由美ちゃんが頷きます。

「日本に戻る前に、花を手向けに来ようか。」

「ええ」

 

浩一くんと、由美ちゃんは、

後ろを振り返りつつ洞窟を後にしました。

 

 

⭐︎追記 みくさん談

浩一くんは、バビル1世の話をして、不安にさせたくないと思っています。

ヨミとの闘いの事もほとんど話していません。

由美ちゃんが知っているのは、新聞に載ったり、

実際に遭遇した事件や、局長さんも絡んだ事件だけです。

 

今回の件も、由美ちゃんは運悪く事件に遭遇して

巻き込まてしまったとという程度しか話はしません。

 

浩一くんは由美ちゃんを絶対に巻き込みたくない。

その想いはバビル2世の頃から一貫しています。

だから敢えて由美ちゃんと会うこともしませんでした。

 

浩一くんは生涯かけて由美ちゃんを守り続ける覚悟で

彼女の側にいます。

自分の命をかけて。

小説「バビル2世」のお話しの続き3

夜中の更新です。

今回も、昭和「バビル2世」&まんがアニメのブログ

(現在は「昭和な落書きブログ」)

みくさんの小説「バビル2世」のその後のお話し。

浩一くんと由美ちゃんのエピソードを

みくさんに許可を得たのでご紹介していきます♡

今回は、みくさん発案。私の発案。合作があります。

 

(みくさんの発案)

結婚式は浩一くんが大学4年生になる6月と決まり

準備に向けて2人は慌ただしくなります。

由美ちゃんパパとママと相談した結果

結婚式は東京で、披露宴は北海道と決まりました。

 

新居の為の土地探しに東京から由美ちゃんパパとママも北海道にやって来ます。

土地も決まり、動物病院兼住居を由美ちゃんパパに建ててもらいます。

浩一くんと由美ちゃんは新居の為の買い物をしたり、

結婚式の打合せの為に北海道と東京を行ったり来たりして忙しい毎日を送ります。

新居が完成すると、浩一くんは大学の寮を出てこちらに移り住みます。

由美ちゃんも泊まったりするけど

結婚までは別々の部屋です(笑)

 

(私の発案)

結婚式の打合せの為に東京を訪れた2人は

打合せの帰り古見医院に帰宅途中

小さい頃2人で良く遊んだ

懐かしい石神井公園に立ち寄ります。

 

2人はベンチに座り「懐かしいね」と笑いながら

何か会話をしています。

すると浩一くんの足元にコロコロとサッカーボールが

転がってきました。

浩一くんがそのサッカーボールを手にすると

目の前に1人の小学生の男の子が駆け寄ってきました。

「すみません」

浩一くんはその少年が誰だかすぐにわかりました。

赤ちゃんの時にヨミに誘拐されて、浩一くんに

助けられたあの光太郎くんです。

浩一くんはにっこり笑うとサッカーボールを

光太郎くんに手渡します。

「おーい!光太郎!」光太郎くんのお友達が呼ぶと

光太郎くんは後ろを振り返って

「今行く!」

光太郎くんは浩一くんに軽くお辞儀をすると

サッカーボールを受け取ると友達の方に掛けていきました。

光太郎くんはこの時何か懐かしい感覚を感じていました。何故かわからないけど…

どこかで会った事があるような…

 

浩一くんは由美ちゃんに

「あの子は、あの時の赤ちゃんの光太郎くんだよ」

「えっ⁇」

思いがけない光太郎くんとの再会に

笑顔で喜び合うと共に、光太郎くんが元気に

すくすく育ってくれている事に嬉しく思う2人でした。

 

(みくさんの発案)

そして月日は流れ…

翌年6月、浩一くんと由美ちゃんは結婚。

由美ちゃんパパ、ママ、園宮くん、由美ちゃんの親友の司令官の娘の君子ちゃん、局長さん、

ワタリ牧場のおじいさん、ユキちゃん、チー坊、

その他多勢の人達に見届けられながら

晴れて夫婦となりました。

一線を越えたそうな由美ちゃんと

絶対に超えたくない浩一くんの攻防戦も

ここで終わりを告げる事になりましたー!!(笑笑)

 

(合作)

新婚旅行は浩一くんが夏休みになる7月に。

行先は2人にとって色々な意味で思い出深い

カナダの🇨🇦ロッキー山脈です。

カナダの街並みを観光中2人は例の教会⛪️の前に。

すると由美ちゃんが、

「ここって…なんか浩一くんと会った気がする」

浩一くんアタフタ💦😂

由美ちゃんに真実を話すわけにはいきません。

自分に銃を向けていただなんて(笑)

いくら催眠術にかかっていたとしても

浩一くんは必死で誤魔化します。

さらに由美ちゃんが

「浩一くんが車まで運んでくれた気がする」

浩一くんまたしてもとぼけます🤣

「今でもそれだけはハッキリ覚えてるわ」

食いさがる由美ちゃん!!(笑)

焦る浩一くん💦😂

「それより由美ちゃん!せっかく教会に来たから」

なんとかうまく切り抜けた浩一くん。

思い出の地で改めて結婚式ごっこをする2人。

 

(私の発案)

とにかく由美ちゃんの美しさは目立っていて

由美ちゃんが歩くたびに現地人の男性達が振り返る。

浩一くんがトイレで由美ちゃんから離れると

現地人の男性が由美ちゃんの前に。

何やらペラペラ喋っているけど聞き取れない。

「きゃ!!」

男性はいきなり由美ちゃんの腕を掴んで離さない。

さらに掴んだ手に力をこめる。

「痛いっ!離して…!!」すると浩一くんが戻ってきて

「僕の妻に何か御用ですか?」

(浩一くんの目が怖い)笑笑

浩一くんが由美ちゃんの腕を掴んでいる男の手を掴む

掴んだ手にギュッと力を込める浩一くん。

男はびっくりして大慌てで逃げ去りました。

ため息をつく浩一くん。

おちおちトイレにも行けないと思う浩一くんでした。

 

こうしてハプニングもありつつの甘い新婚旅行は

終わりをつげ、2人は北海道へと帰って行きました。

余談ですが北海道でも由美ちゃんの美しさは界隈で

評判となっています。

心配で仕方ない浩一くんです(笑)

 

(みくさん発案)

この年の年末。2人は実家の古見医院に帰省します。

浩一くんは実家なんだし色々と気を使うからと

それぞれの部屋で寝ようと言うのですが

「え?そっちに行っても良いでしょ?」と

結局浩一くんの部屋で一緒に寝る事に。

何もできずに(一応実家なので笑)

悶々として寝付けない浩一くん。

隣でスヤスヤと眠っている由美ちゃん。

すると…

「こ…こういちくん…」「⁇」

由美ちゃんが寝言で何かを言っています。

「い…いかないで…こういちくん…」

「僕の名前…?」

すると由美ちゃんの目から涙が…

浩一くんはびっくりして

「由美ちゃん…」

 

後日この事を浩一くんが由美ちゃんに話した際に

「実家に帰ったから思い出しちゃったみたい。

浩一くんがいなくなった時の事…自分の部屋にいると

その時の事思い出しちゃうからと思ったのに…

夢見ちゃって…1番辛かった思い出…」

 

「あの時は耐えられたけど、今また浩一くんが

いなくなったら私生きていけないかもしれない」

 

「僕だって同じ。君がいてくれたから…

君が側にいてくれたから生きてこられた。

君を失ったら僕だってどうなるかわからない。

離れるなんてできない。」

 

2人はそう語っています。

 

そして浩一くん大学5年生に。

次回はとうとう園宮くんが登場です♡

小説「バビル2世」のお話しの続き2

こんにちは。

今回も昭和「バビル2世」&漫画アニメのブログの

みくさんと、小説「バビル2世」の続き

浩一くんと由美ちゃんのその後について

みくさんにも許可を得ましたので

みくさんの言葉をお借りしながら

エピソードを紹介させていただきます。

 

アニメ「バビル2世」の第一話「五千年前の死者」で

由美ちゃんが「実は昨夜やっちゃったんだ」って

セリフ。一瞬「ええっ!!!」となりますが😂

ファンなら、わかりすぎるセリフですね(笑笑)

この後の、由美ちゃんママのセリフからすると

浩一くんがバビル2世になる前は

2人は良くケンカをしてた様子です。

おとなしずぎる浩一くんと、気が強い由美ちゃん。

由美ちゃんママもさぞかし、どうなるかしらと心配だった事でしょう💦😂

浩一くんは完全に由美ちゃんに尻に敷かれて😂

グイグイ引っ張られてる感じでした。

力関係が良くわかります。(笑)

 

浩一くんは、幼い時に両親と兄を交通事故で亡くし

その後、親戚である古見家に引き取られました。

突然に両親と兄を亡くし

一人ぼっちで孤独だった浩一くん。

古見家で、何不自由なく育ててもらっていても

きっと悲しくて泣いていた事もあったでしょう。

そんな浩一くんが心を許せたもの。それは

由美ちゃんと動物だけだったのです。

由美ちゃんと動物達だけが、浩一くんの孤独な心を

癒してくれたのです。

 

浩一くんは、小さい頃から由美ちゃんが大好きでした。いつも「由美ちゃん、由美ちゃん」って

くっついてまわって、トイレにまでついてくるという

騒動まであったくらいです。

またある時は、

負けん気の強い由美ちゃん。友達とケンカしてママは

「あれじゃ大きくなってもお嫁の貰い手もないわね」ってぼやいた事があり、その際にも浩一くんは、

「由美ちゃんは僕がお嫁さんにするから大丈夫だよ」と言ってたりしてました。

(実際にそれは現実となりましたが本人は覚えていませんでした。結婚後由美ちゃんママから聞いた)

 

そんな2人の関係性も

浩一くんがバビル2世になってから逆転します。

離れ離れになって、お互いへの想いが強くなる2人…

 

北海道でやっと再会できた2人。

やっと会えた浩一くんは、見違えるように背が高くて

たくましくなっていた。

バビル2世になって闘い続けて来た事で、浩一くんは

たくさんの経験も積み強くなりました。

古見家で暮らしていたあの頃の、おとなしい浩一くんはもういません。

由美ちゃんはドキッとしました。

浩一くんもまた、成長してとても綺麗な女性になっていた由美ちゃんにドキッとしました。

この事は結婚後2人がそう語っています。

 

前回も書きましたが

高校二年生になった冬休みに、浩一くんは東京の

古見医院に里帰りしています。

その目的は進学と志望大学の相談、そして

由美ちゃんとの事を報告する為でした。

2人はゆくゆくは結婚したいと思ってる旨を

パパとママに話します。

パパとママは、2人の気持ちはすでにわかっていて、

2人がお互いの気持ちに気づくまでずっと見守っていました。

「周りは皆んな気づいてたわよ。

気づいてなかったのはあなた達だけよ。」

ママが笑いながらこの時に話しています。

そして浩一くんはお正月を古見医院で過ごし

浩一くんと由美ちゃんは、久しぶりに一緒に

お正月を迎え初詣にも出かけていきます。

 

大好きは溢れているのに

何をどうすれば良いか、わからない感じで

浩一くんがそーっと手を差し出して、由美ちゃんが

恐る恐る手を握るみたいな…

お互いがホッとしたり、顔を見合わせてニッコリ。

子供の頃は平気でできた事が、意識するとできない😂

ずっと家族だったので照れみたいな…

好きだと気付いても少しずつ気持ちを切り替えていく

恋愛対象として少しずつ距離感を縮めていく…

この時の2人はそんな感じかもしれません。

 

浩一くんは獣医を志し大学に進学。

浩一くんが大学2年生になると

短大を卒業した由美ちゃんは

浩一くんのそばにいたいからと、北海道に渡ります。

一人娘でもあり、一人暮らしは心配という

由美ちゃんパパと浩一くんの希望もあり

ワタリ牧場で下宿させてもらう事に。

卒業後は、浩一くんもワタリ牧場の専任獣医師に

なる予定なので、由美ちゃんもワタリ牧場に慣れておくという意味合いもありました。

由美ちゃんがワタリ牧場に来てからは

浩一くんも市街地の大学の寮から土日には

ワタリ牧場へ。

一緒に馬の世話をしたり、馬小屋を掃除したり、

散歩したりしながら、2人はデートを重ねていきます。

 

浩一くん大学3年生の夏。

とうとう由美ちゃんにプロポーズをします。

 

星空がまんてんに輝く夜空の下。

「星が綺麗」と喜ぶ由美ちゃん。

「由美ちゃん」

浩一くんの方を振り返る由美ちゃん。

「なあに?」

浩一くんが由美ちゃんの側へ。

2人で並んで星を見てる。

浩一くんが、横にいる由美ちゃんを見つめて

由美ちゃんもそれに気づいて

「どうしたの?浩一くん」

「由美ちゃんに渡したい物があるんだ」

「?」

ズボンのポケットから小さなケースを出して

由美ちゃんの前で開く。

そこには指輪が…

由美ちゃんは一瞬びっくり。

「僕と一緒にいて欲しい。これからもずっと。」

由美ちゃん涙ぐんで頷きます。

浩一くんに指輪をしてもらう由美ちゃん。

「そんなに高い物じゃないけど」

由美ちゃんが首を振ります。

そして浩一くんの胸の中に飛び込みます。

「私も浩一くんとずっと一緒にいたい」

由美ちゃんを抱きしめる浩一くん。

そして口づけ。

もう一度抱き合う2人。

 

そしてその後すぐに古見医院に2人で電話をします。

「私達結婚します」と。

 

次回に続きます♡

 

追記♡

みくさんは、「昭和バビル2世のブログ」に

タイトル戻して現在は

「昭和な落書きブログ」を新たに作ってます😆